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パパ大津留 パパ大津留
昭和20年3月11日
青森県生まれ 59歳

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スイムライダーの確信

先日の、思っても見ない反響を頂いた100キロオーバーのクロマグロだが、ジギングを愛するアングラーから見れば垂涎だろうか。しかし、よほどの運が良かったと思うのが本音で、それはメーカー、釣具店、アングラー、そして手前味噌過ぎるが女房殿、多くの友人達の支えがあってだ。
更に、この竜飛釣行時のキャプテンである小川テルちゃん、同行してサポートを頂はいたノリちゃん、荻原君、カメラを担当した名久井さん、彼らへの謝意は言い尽くせない。
見栄を張るつもりはないが、高々の釣りであるから、年齢的にも若造君とは違い、それほど大騒ぎすることもないかも知れない。しかし、巨魚と対峙した9時間15分を冷静に振り返ると、その命の重さもあって、真摯な気持ちで今後も励まなければと、身も引き締まる思いであった。

あの後、竜飛釣行を終えると、翌朝青森発の飛行機に乗って、テルちゃん、ノリちゃん、彼らと一緒に八丈島に帰る予定だった。それは彼らが、その翌々日から八丈島でのジギングをやる予定になっているからだ(それだけ漁師の彼らだが、ジギングが好きなのだ)。
そして、八丈島に到着した日は、マグロによるダメージを受けた体を休め、釣り談義から大酒宴である。
「パパ~、あれだけやると年寄りだから、5日後ぐらいは疲れが抜けないよ~」
「あなた、運を使い果たしたでしょう。どうせロウソクが消える前に、パッと明るくなったようなものだから、明日は休めば~」
「そうだよ、腰は弱いし、目も回るって言ってたじゃない。運を使い果たして、何か悪いことでも起こるんじゃない」
気遣いなのか、嫌味なのか、話は大いに盛り上がる。私は、
「いや~、今でも充分に痛いけど~、素腹ファイトだからあそこの周りは痣だらけだし、掌のマメが破けて~、でも大丈夫だよ」

そして、翌日の早朝にジギングに出た。
水深は50~120メートル。彼らも私も、浅いポイントでは竜飛でのジギングで効果抜群だったスイムライダーのショート125g、深場ではスイムライダーの300グラムを多用した。
そして、初日は3~7キロのカンパチを20尾ほどで終了した。どうも底冷えしているようで2枚潮なのか?中層でメタルジグの抵抗が変わる。

そして翌日のジギングである。
「テルちゃん、底の方が魚は小さいかもね、魚は浮ついているよ、だけど2枚潮でラインが撓(たわむ)から、重いジグの方が良いかも」
確かに、鉄素材で比重の軽いスイムライダーは、深場を攻めるのは難しい。しかし、この350グラムは落ちも良く180メートルぐらいまでは十分に対応でき、重いわりに横姿勢のステイを長く取ることができて泳がせやすい。

開始早々で、水深90メートルからボトムを切り20メートルほどジャカ巻きし、さらにゆったりとコンビネーションジャークで30回ほどジャークしたところで大型がヒットした。たぶん水面から40メートルぐらいの中層だろう。5分ほどで浮いてきたのが18キロの良型のカンパチで、このところ大型カンパチの少なかった八丈島としては嬉しい一尾だ。その後にノリちゃんも同じゾーンでカンパチとハガツオ、テルちゃんもカンパチを釣って深場に移動した。

150メートル以深のポイントでは、なぜか2キロクラスの小型ばかり。粘ってみたが持ち帰れるサイズでないので再び90メートル台へ、しかし潮が変わっていて食いは渋くなっている。
それでも、ほかのルアー船が全く当たらない中で3人共に3~5キロクラスのカンパチを4尾ほど釣り、特に浮いたカンパチに対してのスイムライダーの威力を、存分に知ることが出来た。

これは私見だが、潮の緩い時にはスイムライダー、潮が速い時はスイムライダーショートであろうか?いずれにしても青森竜飛沖に引き続いて、八丈島でもこの釣果である。
現金なもので「わしゃ、運が残っていたね~~、疲れなんてどっか飛んでいちゃったよ~」。
結局は青森の後だが、3日間30時間以上の釣りをやり通した。これもスイムライダーと云う、自然にも体に優しいメタルジグと、このジグで魚が釣れるという確信からだろう。

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