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2008年JIグランプリIn八丈島・NatureBoysチーム優勝

5月17日~5月18日に開催された『JIグランプリIN八丈島2008』、そのジギングトーナメントに私たちNatureBoysチームは、中島勝則さん、親方(竹下恵介さん)、丁和之さん、宮方文彦さん、社長の和田、そして私の6名で参加した(以下敬称略)。

大会前日にはプラテクスで出船し、八丈島の北西側にある八丈小島周りでジギングを開始した。そして、この日は潮回りが良かったのか、船中お祭り騒ぎのようになる。まず、早々に宮方がキハダの20キロ超に良型カンパチを、中島も良型カンパチに20キロ超のキハダがヒットした。そして、和田も20キロ超のキハダをキャッチし、翌日からの大会には大きな期待が膨らむ。

そして大会初日は、プラで好調だった小島周りからスタートすることになる。ところが、このポイントが前日好調だった情報が知れわたり、それはジャークの気合いが間じかに伝わるほどの距離に、参加の各船が集まっている。さらに驚くことに、潮流が前日とは全く違っていて、この日はアタリが遠い。周りの船もヒットしている様子がなく、そこで私たちの船は八重根沖に移動することにした。

八重港の沖に移動してすぐにヒットしたが、これが痛恨のバラシである。こんな時は何をやっても上手くいかない。その後はアタリもなく、移動を繰り返しながら小岩戸から神湊港の沖までラン&ガンで攻めたが結果はノーフィッシュに終わった。複雑な潮流が入り込む八丈島では、一日で海況が変わり、移動の激しいキハダマグロ群れを捕えるのは簡単ではない。甘くないと言うことだろう。

この日は10キロオーバーのカンパチを始め、キープサイズを各メンバーで揃えた『チームかもめ』がトップに立っていて、これが2日目各チームの目標になる。

私たちには迷いはなく、2日目のやることは決まっていた。初日に島半周のポイントを攻めつくしていたので、どこに反応が多いのか船長にはわかっていたのだろう。攻めたのは八重根港から小島にかけて、本島との間の『瀬戸』というポイントである。
この日は鳥が騒いでいて、いかにも釣れそうな雰囲気がしていた。一投目から集中してジャークを繰り返す私をみて、親方が『オギに釣れそうだね』と呟いた。そして、この予感が的中した。良型のキハダが私にヒットし、これをキャッチしたのである。

これでメンバーみんなのテンションが上がったようで、とくに親方の予感がさえた。しばらくしてポツリ、『丁くん釣れそう』と呟く。同時に丁のロッドが弧を描き、ヒットである。しかし、これはキハダではない感じで、船に近づいてから魚が暴れだす。ハラハラしたが、無事にランディングしたのは良型のヒラマサである。

そして親方が再びポツリ『オレに釣れそう』と呟くと、これが嘘のように、なんと親方もヒットである。これにはメンバーみんなが「本当かよ~?」と思ったかも知れない。そして良型のキハダが、無事にランディングされたのである。その後は私がやや小型を追加する程度で、ほどなくアタリが遠くなって小島周りに移動した。

カンパチを狙い、ポイントを稼ぎたいので懸命のジャークを続けるがアタリは遠い。東側にある神湊港に戻りながら、細かく丁寧に攻めたが、残念ながら追加という訳にはいかなかった。他のチームは釣れているだろうか?我々チームは「これで入賞はできそうかなぁ」そんな感じでいた。
しかし、検量場に行って驚く。意外に検量するチームが少ないのである。そしてこの時に、初めて優勝の可能を知らされた。

何となく、私たちNatureBoysチームが逆転したらしいと言う噂が出たが、正式な発表を聞くまでは信じられない。そして、3位、2位と順位が発表されるが、まだ私のチームは呼ばれない。最後に優勝はNatureBoysとアナウンスがあり、それは逆転優勝である。初日のノーポイントから、まさか逆転できるとは思っていなかったので、その嬉しさもひとしおであった。

自然相手のつりである。特に複雑な海流を有する島の大会で、日々に潮の流れが変わり、そのポイントも変わるのだから結果を残すのが難しい。今回も初日にリードしたチームが、翌日は狙いを外し、私たちのように初日に全く結果を残せなかったチームが2日目で逆転する。一人が1魚種で2尾しかキープができず、検量が1日で1魚種1尾の大会では、全員がむらなく多くの検量魚種をそろえたチームが限りなく優勝に近い。メンバーみんなのチームワークで優勝が出来たのだと思う。

更に付け加えるなら、今回メインで使用したメタルジグ『スイムライダー』は、素材が鉄であるから比重が鉛より軽く潮に乗りやすい。その為に、キハダマグロには特に効果があり、斜めのジャークがしやすかったからではないだろうか。それは、ジグが立ち泳ぎではなく横を向いて泳いでくれる。ナチュラルに泳ぐベイトの演出が出来たことで、青物が違和感なく捕食してくれたのだろう。

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